野球狂日記特別編MLB V.S NPB
11月16日 第6戦
ジャイアンツ松井選手のホームユニホームが見られるのも今日で最後、んなわけで張り切ってライトスタンドへと駆け込んだわけです。
そして、もうひとつのお目当てがサイン。日本にいながらメジャーの選手のサインがもらえるなんて機会逃すわけにはいきません。師匠“お”さんのご協力で、色紙をスタンドからグランドに下げておくことに。
待ちに待ったMLBの打撃練習。楽々スタンド中段まで持っていくメジャーのパワーに驚くばかり。

そしてライトに“あの人”がやってくる。
最初は守備練習につき、華麗なフィールディングをうかがわせていた彼。
彼がフェンス近くに寄ってくると垂らされた沢山のロープの主たちは一斉に声を張り上げる。
彼は笑いながらそれらに近づき、そのうちのひとつを何気なく手にした……

後ははっきり言って震えのとまらない状態。
まぁさか“あの人”のサインをもらえるとは思っても見なかった。
人間まぢで叫べば何とかなるもんだ。
そして師匠“お”さんに感謝。

試合が始まってみるといつものジャイアンツ戦とはかなり勝手が違うことに気づく。
鳴り物と、応援団の皆さんがいないだけでこんなに球場って静かなんだって今更になって知った。そんなわけで、いつもと一味違う、なんだか夢見心地のような不思議な雰囲気の中で試合は進んでいく。

で、肝心の試合なんだけど、スコア以上に駆け引きと、好攻守の繰り広げられる展開になった。
今日負けると、このシリーズ負け越しが決まってしまうM軍は序盤から真っ向勝負を仕掛けてくる。余裕とか、手加減とか、ファンサービスとか、そんなもの捨てたプライドがそこにはあった。
バッティングにしろ、ピッチングにしろ、そのレベルの高さを見せつけるM軍。N軍は結局、その圧倒的なレベルを前にして、それを超えることは適わなかった。

でも今日良かったと思うこと。それは球場の一体感。今日ほど大きな松井コールを聴いたことはなかったように思える。回を追うにつれ増してゆく声。球場全体に反響するHRコール。そこには、セもパもMもなかった。誰もが彼のホームランを望んでいた。
明日こそはこの声に彼が応えてくれることを期待して、今日はここまで。


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